【2025年最新】クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)(ベンダー資格)の難易度・合格率・勉強法・メリットを徹底解説

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本記事では、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)の最新情報(2025年8月24日時点)を、公式ソースに基づいてわかりやすく整理します。試験は90分・65問(多肢選択/複数選択)・受験料100 USD、会場受験/オンライン監督のいずれも選択でき、日本語にも対応しています。2025年8月26日からはアラビア語も追加予定です。

クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)(ベンダー資格)とは

クラウドプラクティショナー
どんな目的向けか就職転職年収アップ海外就労未経験からのキャリアチェンジ
どんな職種向けかクラウドエンジニアシステムエンジニアインフラエンジニアITコンサルタントプリセールス
おすすめポイントAWSの基礎知識を幅広くカバーする入門資格であり、クラウド初心者や非エンジニア職の方でも受験しやすいのが特徴です。ベンダー資格のため国際的な知名度が高く、IT業界への就職・転職やキャリアチェンジを考える人にとって信頼性のある証明となります。また、専門資格(Solutions Architect Associate など)への足掛かりとしても最適です。
未経験者が取得にかかる学習時間未経験者:約80〜120時間(クラウド基礎理解 40h、AWSサービス学習 40h、問題演習 40h)
IT実務経験者:約20〜40時間(サービス概要復習 10h、模擬問題演習 20h)
総費用(教材+講習+試験料+更新料)教材費:2,000〜6,000円(参考書・問題集・Udemy講座など)
講習費:0円〜30,000円(独学は不要、オンライン講座や研修利用時は追加)
試験料:12,100円(税込)
更新料:不要(有効期限は3年、再受験が必要)
取得方法AWS公式サイトから試験を申し込み、Pearson VUEまたはPSI経由でオンラインまたはテストセンターで受験します。合格点を満たせば資格が認定されます。
合格率約70%前後(AWS公式の発表はなし、受験者の体感値ベース)
試験実施場所全国主要都市のPearson VUE試験会場(東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、那覇など)およびオンライン受験対応。
どんな企業向けかNTTデータ, 富士通, NEC, ソフトバンク, 楽天, リクルート, アマゾンジャパン, アクセンチュア, 日立製作所, 日本IBM
詳細情報詳細はこちらをクリック

AWSにおける基礎(Foundational)レベルの認定で、クラウドの価値、共有責任モデル、基本サービス、料金/課金などのクラウドリテラシーの証明に最適です。対象はIT未経験者やビジネス職を含む「クラウド初学者」で、想定経験は最大6か月程度です。認定の有効期限は3年です。

クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)(ベンダー資格)試験の概要

試験方式

  • 形式:多肢選択/複数選択(65問)
  • 実施:Pearson VUE試験会場 または オンライン監督
  • 対応言語:英語、日本語ほか多数(2025年8月26日よりアラビア語追加予定)

詳細は公式試験ページを参照してください。

出題範囲

  • Domain 1:Cloud Concepts(24%)
  • Domain 2:Security and Compliance(30%)
  • Domain 3:Cloud Technology and Services(34%)
  • Domain 4:Billing, Pricing, and Support(12%)

配点比率は最新版の試験ガイド(CLF-C02, Version 1.2)に基づきます。

問題数・時間・合格基準点

  • 試験時間:90分/問題数:65問(採点対象50問+プレテスト15問)
  • スコア方式:100–1000のスケール。合格は700点以上(未解答は不正解扱い、推測回答の減点なし)

出題数・プレテスト有無・スコア手法は公式試験ガイドに明記されています。合格基準(700/720/750)はポリシー「After Testing」に定義されています。

難易度・合格率

最新の合格率データ

AWSは合格率(パスレート)や必要正答数などの詳細統計を公開していません。公開されているのはスケールスコア方式と合格基準(Foundationalは700点)で、問題難易度に応じてスコアが等化されます。非公式の合格率は信頼できる指標になりません。

初学者でも合格可能な理由

  • 対象者は「最大6か月のAWS露出」の初学者を想定(ドメインは概念~料金まで)
  • 公式の無料学習リソース(Skill Builderの練習問題セット/模擬試験、Cloud Practitioner Essentialsなど)が充実
  • 日本語を含む多言語で受験可能

公式ガイドとトレーニングの整備状況は以下参照。

他資格との比較

  • AWS Certified Cloud Practitioner:クラウド全般の基礎(Foundational, 100 USD)。
  • AWS Certified AI Practitioner:AI/ML/生成AIの基礎(Foundational, 100 USD)。

いずれもFoundationalレベルですが、前者はクラウド全体、後者はAI領域に焦点。詳細は試験一覧ページを参照。

受験するメリット

  • 就職:クラウド基礎知識の客観証明として履歴書・職務経歴書でアピール可能。
  • 転職:認定保有者の評価向上が各種調査で示唆(AWS Training & Certification掲載の受講者調査等)。
  • スキルアップ:体系的にクラウドの概念・セキュリティ・料金を学べる。
  • 年収アップ:学習者調査で「給与向上に寄与」との自己申告データあり(母集団・方法論に留意)。
  • 未経験からのキャリアチェンジ:ビジネス職や非IT層も対象の入門資格。
  • 副業/フリーランス:基礎理解の裏付けとして提案時の信頼性を補強(企業/案件により評価は異なる)。

また、認定取得者には他試験の50%割引バウチャーが付与されます。

勉強方法・対策

勉強時間の目安

  • IT未経験:40〜60時間(概念の定着+演習+模試)
  • IT経験者:20〜30時間(弱点の補強+模試)

※公式既定はないため一般的な目安です。学習の質とハンズオン量で大きく変動します。

独学と講座の選び方

  • まずは公式の無料リソース(Skill Builderの練習問題セット/Exam Prep、Cloud Practitioner Essentialsのデジタル/クラスルーム)で全体像→不足分を書籍や講座で補強。
  • 短期合格を狙う場合は模擬試験(公式)と章末演習の多い書籍を併用。

公式の学習導線とコースはこちら。

アプリや問題集の活用法

  • 公式Practice Question Setsで出題形式に慣れる→Official Practice Examで時間配分と弱点確認。
  • Cloud Quest/Builder Labsでハンズオン(用語暗記に偏らない)。

公式の練習問題セット/模擬試験/ラボはSkill Builderで提供。

おすすめ参考書・教材

初学者向けテキスト

  • 『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版』(SBクリエイティブ, 2024/03/28)。最新CLF-C02対応。
  • 『AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集』(翔泳社, 2024/09/17)。CLF-C02対応、演習量多め。
  • 公式『Cloud Practitioner Essentials』(デジタル/クラスルーム、日本語あり)。

過去問対策アプリ・問題集

  • AWS公式 Practice Question Sets(無料)+ Official Practice Exam(本番相当)。

通信講座・オンライン講座

  • AWS Skill Builder(Exam Prepコース、模試、ラボ)。

試験申し込み方法・日程

受験申し込み手順

  1. AWS Certificationアカウントにサインインし、CLF-C02を選択。
  2. 言語・試験方式(会場/オンライン)・日時を選択し決済。
  3. オンライン受験は監督環境チェックと本人確認を事前に準備。

スケジューリングは公式ポータルから行います。

試験会場と日程

世界各地のPearson VUE試験会場またはオンライン監督で随時実施。日本語受験可。

受験料

Foundationalレベル:100 USD。為替・税は決済時に適用。認定取得後は他試験で使える50%割引バウチャーが付与されます。

合格後の活用方法

就職活動での活用

履歴書・職務経歴書・LinkedInで基礎力の証明として提示。英語表記「AWS Certified Cloud Practitioner」も併記推奨。

社内評価・資格手当

評価・手当の有無は企業規定によりますが、AWS調査では学習/認定の投資対効果や生産性向上の自己申告が示されています(指標の限界に留意)。

次のステップ(上位資格)

  • Associate:Solutions Architect / Developer / SysOps Administrator

公式が次の一歩として推奨。

よくある質問(FAQ)

  • Q. 合格率は? A. 公式には非公開です。評価はスケールスコア方式で、Foundationalは700点以上が合格です。
  • Q. 結果はいつ分かる? A. 最終結果は通常、受験終了から5営業日以内に認定アカウントへ掲載されます。
  • Q. 不合格だったら? A. 14日待機後に再受験可能です(回数制限なし、各回の受験料は必要)。
  • Q. 言語は? A. 日本語対応。2025年8月26日からアラビア語も追加予定。
  • Q. 問題の一部は採点されない? A. 将来の問題評価のためのプレテスト(15問)はスコアに影響しません。
  • Q. 認定の有効期限は? A. 3年(再認定ポリシーあり)。

まとめ

AWSクラウドプラクティショナーは、クラウドの共通言語を身につける最短ルートです。最新の公式ガイドに沿ってドメインを対策し、Skill Builderの練習問題/模試と日本語テキストを組み合わせれば、初学者でも十分に合格が狙えます。受験方式・価格・配点・再受験等は必ず公式情報で確認し、計画的に学習を進めましょう。