みなさんこんにちは。
副業ブログのaksyaです。
本日は
『SEO対策のメリットとは?デメリットと合わせて解説|副業ブログ』
について解説していきます。
ここでは、ブログ初心者でSEOに力を入れるべきか悩んでいる方、会社のマーケティング担当者でSEOに注力する意味があるのかわからない方を対象に、SEO対策に力を入れるメリットとデメリットについて解説しています。
Table of Contents
SEO対策とは
改めて、SEOについておさらいします。
SEO(Search Engine Optimization,検索エンジン最適化)とは、平たく一言で言えば、
自然検索結果で上位のページに表示されるようにWebサイトの構造を最適化することです。
あるいは、SEO対策はサイトの構造とコンテンツを改善することでGoogleとユーザーからの評価向上を狙うための施策、と言えるでしょう。
もちろん、この考え方は初心者向けにざっくり説明したものですし、本質は異なります。
詳しくはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
ブログを書いている多くの方から、
「記事の本数や品質だけでなくSEOにも力を入れないといけない」
「SEO対策に力を入れてから集客の効率が上がった」
などという声を耳にします。
実際に、ブロガーだけでなく、マーケティング戦略の一つにSEO対策を選択し、力を入れている企業は多いです。
では、なぜSEO対策がWebサイトの運用において重要になるのでしょうか?
SEOの考え方
SEOは、Googleがこの10数年、繰り返してきたGoogle検索のアップデートと共に発生した考え方です。
Google検索を利用する多くのユーザーは、「知識を得たい」「解決策を知りたい」「購入したい(予約したい)」など、必要に応じて検索するものです。
ユーザーの一連の検索行動を、ユーザー目線、Google検索目線でそれぞれ見ていきましょう。
【ユーザー目線】
ユーザーは、知りたいことを調べるために幾つかのキーワードを組み合わせて検索をします。
例えば、安くゲーム機を買いたいと思っている人が、Google検索を使うとしたら
「ゲーム 中古 安い」「ゲーム 安い どこ」のようなキーワードで検索することでしょう。
検索結果として、14ページの検索結果が表示されたとき、どのユーザーも検索結果に表示された一番上の記事から順番に読んでいくことでしょう。(1ページ目→2ページ目→・・・)
多くの方は、10ページ目に到達することなく目的の情報を得て満足することでしょう。
【Google検索目線】
ユーザーの検索キーワードに対して、Google検索は膨大な回答を検索結果として表示します。
しかし、表示された結果は必ずしも、全てが検索ユーザーの欲しい情報を提供してくれるとは限りません。
なぜなら、「ゲーム 安い」のように2つか3つ程度のキーワード群のみで構成される検索キーワードから、ユーザーの検索意図を正確に把握することは容易ではないからです。
「ゲーム 安い」と検索するユーザーは、中古ゲームを安く売っている業者の公式サイトが見たいのかもしれないし、定価が安いゲームが欲しいのかもしれないし、定価が安くなっているゲームを中古で買いたいのかもしれない。ゲーム機ではなくカードゲームのことを指しているかもしれませんね。
このように、検索キーワードに関連すると思われる情報を載せたWebサイトがインターネット上にたくさん存在する以上、膨大な検索結果が表示されてしまうのは仕方がないことなのです。
しかし、それらの情報をただ無作為に検索結果に表示したらどうでしょうか?
ユーザーは知りたい情報を得ることができず、「Google検索は使えない。利用するのはやめよう」となるかもしれません。
こういった事態を避けるため、GoogleはたくさんのWebサイトの中から、検索ユーザーが最も欲しがっている情報を掲載しているサイトを選び、提示する必要があります。
このように、Google検索は利用者が使いやすい検索エンジンを目指してアップデートを行なってきました。
その度重なるアップデートの中で、Googleは少しずつ、検索ユーザーの意図を正確に汲み取れるようになってきたのです。
わかりやすい例で言えば、意味のない(あるいは害のある)スパムサイトを検索結果から排除するパンダ・アップデート、検索者の現在地に応じて適切な検索結果を表示するベニス・アップデート(これで東京でカフェを探して北海道のカフェをおすすめされなくなりました)などがあります。
しかし、どれだけアップデートを繰り返したと言え、Googleは完全に自動化されたロボットによってインターネット上のWebサイトは管理されています。
そのため、読み取りミスや読み込めないミスなども多く、Googleは一定の法則に従った、読み取りやすい構造のWebサイトを推奨するようになりました。
これが、適切な箇所にタグを設置したり、サイトの構造を把握しやすいようにパンクズリストを設置したり、・・・という今のテクニカルSEOの考え方の始まりとなります。
更に、同じ情報が掲載されたWebサイトばかりが上位に並んでもユーザーの利便性は上がらないため、Googleは情報の網羅性やオリジナリティ、その信憑性を問う権威性などをコンテンツに求めるようになりました。
最近では、スマホの普及率の向上に伴い、スマホで見た時の品質が高いWebサイトを評価したり、Webサイトの読み込み速度の改善を求めた指標(コアウェブバイタルと呼ばれます)などによってサイトの無駄を省くことを推奨したりと、SEOの考え方はより複雑性を増しています。
過去のアップデートについてはこちらの記事をご覧ください。
SEO対策のメリット
では、SEO対策を行うメリットとは何でしょうか?
①Googleから正しい評価を受けられるようになる
SEO対策に力を入れるということは、Webサイトの構造をそれだけGoogleの検索エンジンが読み取りやすい状態にするということです。これは、Webサイトではなく、Webページ単位で行うことで徐々に最適化されていきます。
また、SEOの概念の中には「コンテンツSEO」というものもあります。これは、Webサイト内のコンテンツを最適化する考え方で、
- Webサイト内に情報が少ない(ページがそもそも少なく、発信している情報も薄い)
- Webサイト内に掲載している情報が古かったり、不正確だったり、的を射ていない
といった状態のWebサイトを対象に行われる施策です。
基本的には、コラム記事などを通じて、関連するサービスの情報を発信したり、既に公開されている記事をリライトして、情報を更新することなどが該当します。
このような、Webサイトの構造、コンテンツ双方を最適化することで、良質な情報を発信しているWebサイトであることを正しく認識してもらえるようになります。
②正しく評価されることで、結果として検索順位が改善される
SEO対策(特にテクニカルSEO,Webサイト構造の最適化を中心とする施策)をしっかり行なっていない場合と、行なっている場合の大きな違いは、
「有益なコンテンツを発信していてもGoogleが(構造上)それに気付けない」
ために起こる検索順位の低迷です。
SEO対策を行うことで、本来の順位にWebサイトが掲載されることが望めるため、結果として順位が改善されることになります。
前述の「ゲーム 安い」の例でお伝えした通り、
ユーザーの検索行動は表示された結果を1ページ目から順に見ていくことです。
そのため、より順位が高いWebサイトの方が多くのユーザーの目に留まるようになります。
多くのユーザーの目に留まるようになれば、アクセス数が増え、アフィリエイトをやっているブロガーなら
収益増加につながりますし、企業のマーケティングプロモーション担当の方ならWebサイトを通じた会社の商品・サービスの売上増加につながるでしょう。
【SEO対策を委託する場合】手間や学習に時間を割かずにSEO対策できる
SEO対策を初心者が学ぶとなると年単位の学習時間を要するだけでなく、最近のGoogleのアップデート情報や傾向に目を向ける必要があります。
あなたが企業のマーケティング担当者の場合、SEO業者にSEO対策を委託することで、そういった工数を通常業務に充てることができます。
また、良質な業者であれば、決まった期間ごとに(だいたい月ごと)月次のレポートを作成してくれたり、Googleのアップデート情報をわかりやすくまとめて共有してくれるため、自社サービスの改善に本腰を入れながら、SEO対策にも力を入れることができます。
業者によっては、ただレポートを共有するだけで説明もなく、またどのような施策を行なっているのか明示してくれない場合もあるため、委託する場合は契約前に
- 運用スケジュールの共有
- 施策内容の明示
- レポート内容や定例会実施による施策効果の共有
- 上記3点を実施してくれる中で、金額が予算内の業者である
という4点を満たすSEO業者であることを確かめるようにしましょう。
予算外の場合も、施策内容の調整やスケジュールの調整によって月額を抑えられる場合がありますので
そういった観点から相談してみるのもアリです。
SEO対策のデメリット
もちろん、SEO対策には美味しい部分ばかりではありません。
デメリットもいくつかあり、それらはどれも無視できないものです。
効果が出るまで長い時間と努力が要る
SEOとは、サイトの構造をチェックし、一つ一つ最適化していく地道な作業の繰り返しです。コンテンツの改善についても、1記事1記事をチェックしながら、より適切な表現や新たな情報の追加をしていく必要があります。
これらの作業はどれも、長い時間と忍耐を要する作業です。これを積み重ねることで、徐々にランキングが改善されていきます。
今日では、Googleが検索結果のランキングを決める要素は数百にわたって存在すると言われており、
1要素を改善したところで、順位にはほとんど+(プラス)の影響は出ないでしょう。
知識と経験のあるSEOディレクターでも、Webサイトの状態や競合サイトなどの状況によっては効果が出るまで6カ月、あるいは1年以上かかる場合もあります。
知識も経験もない状態で、SEOに取り組むのはかなりハードルが高いかもしれません。
変わり続ける環境についていくのが大変
Googleは毎日、検索エンジンのアルゴリズムに小さなアップデートを加え続けています。
また、年に3〜4回ほどのペースで「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれるランキングに大きな影響を及ぼす大規模なアップデートを実施します。
こういったアップデートによって、評価される各要素の重みづけが変わったり、新たに評価項目として定められるようになったり、SEOのランキングに関する環境は変動します。
場合によっては、運用しているWebサイトが理由もわからないまま大きく順位を落としてしまうことがあるかもしれません。
こうした日々の環境の移り変わりを、しっかり情報を追いながらSEOに取り組むのは素人にはかなり難易度が高いと言えます。(実際、これを職業とするSEOディレクターもいるわけですから片手間でできるものではないでしょう)
【SEO対策を委託する場合】費用が高い
知識のない初心者ブロガーや企業のマーケティング担当者の方が、時間や難易度から外部のSEO業者に委託するケースは多いです。
一般的に、(悪質でない)SEO業者に委託する場合、月額は30〜40万円程度と考えられます。
この額は、特に初心者ブロガーにとっては決して安い額ではありません。企業によっても、
「だったらその分の費用を広告に充てた方がいいのでは?」と思われることがしばしばあります。
SEO対策は、その効果が売上という形で良い影響が見られるまで時間がかかる上、月額が高いとなると
より売上につながりやすい広告に費用を割きたいと考える方も大勢いるのです。
結論、SEO対策に力を入れるべき?
ここまで、メリット、デメリットそれぞれ触れてきましたが、SEO対策に力を入れるべきなのでしょうか?
結論、あなたの状況によって優先度は変わる、という回答になります。
個人でブログ始めたての初心者ブロガーの場合
あなたが個人でブログを始めた初心者ブロガーなら、SEO対策の優先度は2番手3番手で良いでしょう。
特に、サイト構造の最適化を行うテクニカルSEOについては、サイト内のコンテンツ量がある程度(~50記事くらい)蓄積して、Webサイトへのアクセス数が増えてきてからで問題ないです。
まずはテーマに沿った記事をライティングすること、ユーザーにとって読みやすい記事を書くことに専念してから、徐々にマーケティングやプロモーション施策、SEO対策に着手していくことをおすすめします。
ただ、TwitterやインスタグラムなどのSNSのアカウント作成、ブログ村への登録などは記事のライティングと同時に進めてもいいかもしれませんね。
中小企業でWebプロモーション施策に力を入れたい場合
あなたが中小企業に勤めるマーケティング担当者で、Webプロモーション施策に力を入れたい場合、
会社が用意できる予算と、直近の1年もしくは半期で達成しなければならない目標と相談する必要があります。
例えば、「月にWebプロモーション施策に50万円しか避けない、でも今期中にWebでの売上を前期比110%にしなければならない」という状況であれば、半期の目標達成のためにSEO対策を選択するのは誤りです。
- すぐに売上達成しなければならない状況でない
- 月に予算をあまり用意できない
これらが該当する場合はSEO対策は後回しで良いでしょう。
逆に、優先度を上げていい場合としては、
- 決済者が競合サイトに対して自社サイトの順位を上げたいと強く主張している
- 数年単位で時間をかけてでもWebサイト経由のアクセス数を増やしたい
- 予算が潤沢にある
などが当てはまる場合は、SEO対策を積極的に行うのが良いでしょう。
このように、基本的には置かれている状況と相談しながら優先度を考える必要があります。
ただ、SEO対策は早めに始めるに越したことはありません。(なぜならその分早く効果が付いてくるので)
余裕があればSEO対策も、という考え方は常に念頭に置いておくようにしましょう。
大企業でWebプロモーション施策に力を入れたい場合
あなたが大企業のWebマーケティング担当者で、Webプロモーションに力を入れたいなら、
SEO対策は早めに始めましょう。
企業規模が大きいということは、予算が十分にあるだけでなく、企業の認知度も高いでしょう。
企業の認知度が高いということは、インターネット上にあなたの会社の情報が至る所に存在する可能性が高いということです。
SEO対策では、「サイテーション」と呼ばれるインターネット上での認知度がランキングに影響を与える要因の一つと言われています。
そのため、SEO対策によって得られる効果が通常に比べて早い可能性があります。
また、SEO対策にかけられる予算が大きければそれだけ施策効果が早まる可能性が高いです。
なぜなら、予算がない会社は1ヶ月に行う施策数を減らして月額を抑え、通常半年で行う施策を1年かけて行うことがあります。こういった会社に比べると、SEO対策による効果は早く得られると考えられます。
このように、企業規模が大きい会社であれば、SEO対策を行わない理由はありません。
最後に
いかがでしたか?
Webサイトを運営している方の中でも、状況に応じてSEO対策の優先度が変わることは意外だったかもしれません。
当サイト「副業ブログ」では、Webサイトの制作から改善、コンテンツの発信までウェブマーケティングに関わる様々な情報を発信していきます。