みなさんこんにちは。
副業ブログのaksyaです。
本日は
『コンテンツマーケティングとは|副業ブログ』
について解説していきます。
前回公開した中小企業のためのコンテンツマーケティング戦略とは についても合わせてご確認ください。
Table of Contents
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、自社サービスの認知を拡大し、より多くの顧客を得るために、潜在的な、今後顧客となり得る対象に対して有益なコンテンツをオンラインで作成、公開、することでファンを獲得するマーケティング手法のことです。
このマーケティング戦略でターゲットとなるのは主に潜在層です。
ファネルの中で、最もボリュームが多い潜在層は、あなたの商品やサービスの購入から最も遠いところにいます。
ファネル(パーチェスファネル、漏斗)とは、広範囲に集客したうえで、興味をもち、比較・検討し、そして成約へ流れる中で段々と少数になっていくことを表しています。その様子を図示すると、漏斗で濾した様子に似ているところからそう呼ばれています。
ファネルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ファネル▼
参考:ニフティライフスタイル
潜在層とは、
- あなたのサービス名や企業名、ブランド名について知らない人
- 聞いたことはあってもそこまで関心はない人
など、いずれは顧客となるかもしれないが、現時点では顧客足り得ない人が該当します。
コンテンツマーケティングの基本戦略は、いかにこのような人たちを自分のサービスの顧客に育てるか(マーケティング用語で顧客ナーチャリング、ナーチャリングなどと言います)というものになります。
コンテンツマーケティングのポイントは次の3点です。
- 価値のある情報を発信する
- 読み手を育てる
- ファン化する
価値のある情報を発信する
検索エンジンやSNSを使って情報を収集する全てのユーザーには、必ず目的(意図)があります。
それらは、その特徴に応じて大きく4つに大別されます。
- KNOWクエリ(知りたい)
- GOクエリ(行きたい)
- DOクエリ(やりたい)
- BUYクエリ(買いたい)
KNOWクエリ(知りたい)
Informationクエリとも言います。
検索ユーザーは、何か情報を得たいときに使用します。
わかりやすいものだと、「〇〇 とは」や「〇〇 何」のようなキーワードで検索するもの。
(例)パニックの言葉の由来って何だろう?=「パニック 由来」
また、「東京 水源 どこ」のようなクエリも該当します。
GOクエリ(行きたい)
Navigationクエリとも言います。
検索ユーザーは、実際の住所やWebサイトなどにアクセスする際に使用します。
Googleマップで検索するときのキーワードを思い描くとわかりやすいかもしれません。
ランチで美味しい豚骨ラーメンのお店を池袋で探すとき、「池袋 ラーメン」「池袋 豚骨ラーメン」などと検索しますよね。
GOクエリで使用されるキーワードは、サービス名やブランド名、店名などの固有名詞はもちろん、サービスのカテゴリ(居酒屋、レストラン、ラーメンなど)を示す抽象的なキーワードも含まれます。
(例)近くの海浜公園に行きたい=「海浜公園 〇〇(地名)」
DOクエリ(やりたい)
Transactinalクエリとも言います。
検索ユーザーは、何か行動を起こしたい時にこのキーワードで検索します。「転職に強い資格を取りたい!」「痩せてシックスパックを作りたい!」「メイクをもっと上手になりたい!」のような、情報を知り、それを元に行動したい場合が該当します。
(例)オムライスの作り方を知りたい=「オムライス 作り方」「オムライス ふわふわ」
BUYクエリ(買いたい)
BUYクエリは、DOクエリの中でも更に、検索ユーザーが「購入したい」という願望が強い場合に使用します。
(例)1人暮らし用の冷蔵庫を買いたい=「1人暮らし 冷蔵庫 アイリスオーヤマ」
ここで注意しなければならないのは、検索で使用されるキーワード(群)というのは、必ずしも1つの意味だけではないということです。
例えば、「沖縄 旅行」と検索する方は、
沖縄の旅行のオススメのプランや観光地を知りたい(KNOWクエリ)
沖縄旅行のためのツアーを予約したい(BUYクエリ)
などが考えられます。
そのため、Google Search Consoleなどを使って自社サイトに流入しているクエリを分析する際は特に、「どういう意図でこのユーザーは検索して、何を求めていたのか」をしっかりと考えてコンテンツを発信することが大切です。
参考:検索意図とは
読み手を育てる
コンテンツマーケティングの目的は、読み手に興味を持ってもらい、サービス紹介ページや詳細ページ、購入ページへ遷移してもらうこと、そして自社ブランドやサービスの購入者、リピーターに育てることです。
コンテンツマーケティングは、オウンドメディアによるブログ発信や、ホワイトペーパー、メールマガジン、SNSでの情報発信、セミナー開催など多岐に渡ります。
また、コンテンツマーケティングをやることで、直接顧客が増えるわけではありません。
ターゲットはあくまで潜在層であり、情報発信によってリーチを拡大し、徐々に自社ブランドに興味を持ってもらうための施策です。
そのため、いかに実用的で、わかりやすく、魅力的なコンテンツかが重要となります。
コンテンツマーケティングによってアプローチするターゲット層はこちらの記事で紹介しています。
オウンドメディアで情報発信する場合、自社サービスに関連するコンテンツを沢山掲載することで、サイトそのものの情報の網羅性が向上し、Googleから高い評価を受けやすくなります。
これにより、リーチを拡大することができるようになり、検索エンジン経由の新規の読み手を増やすことができるのです。
ファン化する
有用なコンテンツを沢山発信することで、読み手はあなたのファンになります。
もし、定期的に発信しているのなら尚更です。
自分が好きな面白いアニメが毎週火曜日に放送されていたら、毎週欠かさずチェックしますよね。
このように、「あのサイトの情報を読めば間違いない」と読み手に覚えてもらえることでファンを増やすことができます。
ファンが増えると、彼らの潜在意識の中にあなたのサービス名やブランド名がすりこまれ、どこかのタイミングであなたのサービスを必要としたときに想起されやすくなります。
また、コンテンツを読むことで、興味を持った読み手はより具体的な情報を欲するようになります。
例えば...
家庭向けの清掃グッズを販売している企業のマーケティング担当者の場合
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このような流れで顧客が増えていきます。
コンテンツマーケティングの特徴として、売上や予約、問い合わせなどのCVの数が増えるまで長い時間がかかります。
しかし、ひとりの読み手が顧客になるまで、しっかりとナーチャリングすることで、堅実なリピーターを増やし、ブランド力を高めることができます。
また、広告と異なり、基本的には中長期的にこの効果は持続します。
コンテンツマーケティングは直近の数ヶ月で売上を上げたい場合には、あるいは適さない戦略かもしれませんが、1年後、5年後などの長いスパンで顧客を増加させたい場合には非常に有効な戦略となります。
ではまた。