この記事では、WordPressのSSL証明書(SSL Certificate)について詳しく解説します。SSL証明書の基礎知識から具体的な利用方法までを分かりやすく説明しています。
Table of Contents
【まずはおさらい】WordPressとは
WordPressは、オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)で、ウェブサイトやブログの作成・管理に広く利用されています。
WordPressは使いやすさと拡張性が高く、初心者からプロフェッショナルまで多くのユーザーに支持されています。その中で重要な要素の一つが、ウェブサイトのセキュリティを強化するためのSSL証明書(SSL Certificate)です。
SSL証明書(SSL Certificate)とは
SSL証明書(SSL Certificate)は、ウェブサイトとユーザー間の通信を暗号化するためのデジタル証明書です。これにより、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータが第三者に盗聴されるのを防ぎます。
具体的には、SSL証明書を導入することで、ウェブサイトのURLが「http」から「https」に変わり、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されるようになります。
SSL証明書(SSL Certificate)を理解するためのわかりやすい具体例①
例えば、オンラインショッピングサイトでクレジットカード情報を入力する際、SSL証明書が導入されていると、情報が暗号化されて安全に送信されます。
SSL証明書(SSL Certificate)を理解するためのわかりやすい具体例②
また、企業のウェブサイトで問い合わせフォームを利用する場合も、SSL証明書があれば、入力した個人情報が安全に保護されます。
SSL証明書(SSL Certificate)はどんな時に使われるもの?
SSL証明書(SSL Certificate)は、ユーザーのデータを安全にやり取りする必要がある場合に使用されます。以下に具体的な利用例を紹介します。
利用例①
電子商取引サイトでは、顧客の支払い情報を安全に処理するためにSSL証明書が不可欠です。
利用例②
個人情報を取り扱うウェブサイト、例えば銀行や医療機関のサイトでもSSL証明書が必須です。
SSL証明書(SSL Certificate)の活用方法
WordPressでSSL証明書(SSL Certificate)を活用する方法を、ステップごとにわかりやすく紹介します。
※WordPressの導入後からの流れを解説しています。
WordPress導入方法はこちら a:hover { text-decoration: underline; }
- ステップ①|SSL証明書の購入
- ステップ②|SSL証明書のインストール
- ステップ③|WordPress設定の変更
- ステップ④|リダイレクト設定
- ステップ⑤|SSLプラグインの導入
- ステップ⑥|証明書の確認
信頼できる証明書発行機関(CA)からSSL証明書を購入します。
証明書の種類(ドメイン検証、組織検証、拡張検証)を選び、必要な情報を提供します。
ホスティングサービスのコントロールパネルにログインし、SSL証明書をインストールします。
多くのホスティングサービスでは、インストール手順が詳細に説明されています。
WordPressのダッシュボードにアクセスし、「設定」→「一般」からURLを「http」から「https」に変更します。
これにより、サイト全体がSSL対応となり、安全な通信が確保されます。
既存の「http」ページから「https」ページへのリダイレクトを設定します。これは、.htaccessファイルにコードを追加することで行えます。
リダイレクトを設定することで、ユーザーが安全な「https」ページに自動的にアクセスできます。
「Really Simple SSL」などのSSLプラグインをインストールして、有効化します。
このプラグインは、サイト全体のSSL設定を簡単に行い、混在コンテンツの問題も解決します。
SSL証明書が正しくインストールされているかを確認します。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されているかをチェックします。
オンラインツールを使用して、SSL証明書の有効性を確認することもできます。
あわせてこれも押さえよう!
- HTTPS
- 暗号化
- CA(証明書発行機関)
- 中間証明書
- SSLハンドシェイク
HTTPのセキュア版で、データの暗号化を行います。
データを第三者に読み取られないように変換します。
SSL証明書を発行する信頼できる組織です。
SSL証明書とルート証明書をつなぐ役割を果たします。
クライアントとサーバーが通信を開始するためのプロセスです。
まとめ
WordPressのSSL証明書(SSL Certificate)は、ウェブサイトのセキュリティを強化し、ユーザーのデータを保護するために不可欠です。この記事を参考に、SSL証明書の基本的な使い方や具体的な活用方法を理解し、効果的に導入してください。