仕事と両立してITパスポートを勉強しているけれど、参考書の用語説明で止まってしまう。そんな人が、動画の説明に追加費用を払う意味があるか判断できるよう、SMART合格講座を整理しました。
講義と問題演習を一緒に使いたい人向けの講座です。受講料は15,400円(税込)。ただし、動画を見れば準備が終わるわけではないため、購入前に復習まで含めた使い方を考えましょう。
公式情報確認日:2026年9月20日。学習手順は本記事の提案です。
SMART合格講座の料金・内容と購入前の確認点

受講料だけで決めず、講義と演習の内容、受験までに必要な費用を合わせて確認しましょう。ここでは公式に案内されている内容と、申込前に確かめたい条件を整理します。
15,400円のセットに含まれるのは講義と問題演習
公式のITパスポートSMART合格講座は15,400円(税込)で、SMARTビデオ講座とSMART答練のセットです。講義は約10時間50分、答練は約3時間30分と案内されています。講義で要点を学び、問題を解いて解説動画を確認する流れで使う教材です。詳しい内容は販売元の公式案内で確認できます。収録時間は教材の長さであり、その時間だけで合格できるという意味ではありません。
動画を止めて考える時間、計算を手で解く時間、間違えた箇所へ戻る時間は別に必要です。仕事帰りにまとめて見る予定なら、毎日何時間も視聴する前提にせず、単元ごとに進められるか考えてください。学習済み項目の確認などの機能も案内されていますが、画面上の進捗と理解度は同じではありません。「視聴済みでも説明できない項目」を自分で把握する使い方が大切です。購入を判断するときは講義の量だけでなく、演習まで取り組む時間を確保できるかを見ましょう。
受験手数料を加えると、講座と一回受験で22,900円
講座を申し込むことと、国家試験の受験を申し込むことは別です。IPAの公式受験要領では、ITパスポートの受験手数料は7,500円(税込)です。講座15,400円と合わせると22,900円になります。これは講座を購入し一回受験する場合の計算で、通信費、交通費、別に買う書籍や機器、再受験などの費用は含めていません。講座代だけを予算として考えず、受験までに支払うものを分けて書き出しましょう。
試験の申込方法や会場はIPAの受験要領を確認します。スマートフォンで講座を見られることと、自宅のスマートフォンで本試験を受けられることを混同しないようにしてください。試験のための申込手続きと当日の準備も予定へ入れます。すでに独学用の本を持っている人は、買った金額を取り戻そうとして無理に続ける必要はありませんが、追加で支払う15,400円で何を補いたいかは明確にしておくと判断しやすくなります。
視聴期限だけでなく、対応範囲と質問・取消条件を確認する
公式には、講座は申込日から三年間視聴できると案内されています。ただし、視聴できる期間が長いことだけで、将来の試験範囲への対応方法まで決まるわけではありません。受験予定日に対応する内容か、改訂がある場合にどう扱われるかを購入前に確認してください。教材を買ってから受験時期を何年も先へ延ばす計画なら、期限と内容の両方を見る必要があります。長く使えることより、いつ学び、いつ受けるかを先に決めるほうが活用しやすくなります。
また、質問対応の有無や範囲、購入後の取消・返金条件は、申込画面と利用規約で確認します。紹介ページから分からない条件は、自分に都合よくあるものと考えず、公式窓口へ確認してから申し込みましょう。例えば「理解できない問題を個別に質問したい」という希望が強い人は、その対応が含まれるかが重要な判断材料です。購入前のメモに、受験予定、使う端末、補いたい範囲、確認できていない条件を書いておくと、金額だけで決めずに済みます。
| セット料金 | 15,400円(税込)/SMARTビデオ講座とSMART答練 |
|---|---|
| 講義時間 | 約10時間50分 |
| 受講方法 | スマートフォン・タブレット・パソコン |
| 内容 | 一問一答の問題と解説動画 |
|---|---|
| 演習時間の案内 | 約3時間30分 |
| 視聴期限 | 公式では申込日から3年間と案内 |
表の出典:SMART合格講座の公式案内。講義・演習の収録時間と、合格までに必要な学習時間は異なります。
動画を見て終わらせない、学習と復習の進め方

動画の説明で理解できた気がしても、問題を解くと迷うことがあります。単元ごとの確認、誤答の振り返り、復習日の設定を組み合わせて進めましょう。
一単元を見たら、身近な仕事の例で説明する
最初は長時間連続で見るより、一単元を学んで内容を説明するところまでを一回の勉強にします。例えばアクセス権の話なら、架空の共有フォルダーを考え、誰に閲覧や編集を認めるかを説明してみてください。用語をそのまま繰り返すだけでなく、仕事の場面へ置き換えることで、分かっていない点が見えます。会社の実データや非公開の画面を使う必要はありません。自分で作った小さな例で十分に練習できます。
説明に詰まったら、すべての動画を見直すより、該当する単元へ戻ります。メモには用語、説明できなかった点、見直す単元を書いておけば再開しやすくなります。視聴中にきれいなノートを完成させることを目的にせず、後から疑問を確認できる記録にしてください。説明を聞くと理解できる人でも、教材を閉じた後に思い出せるとは限りません。翌日、前日の用語を一つだけ話してみると、復習する必要があるかを短時間で確認できます。これは講座機能の説明ではなく、本記事で提案する使い方です。
間違えた理由を分けて、見るべき講義へ戻る
問題演習では、正解数だけを増やすことを目標にしないようにしましょう。間違えた理由が「用語を知らない」「似た言葉を混同した」「計算の順序を間違えた」「条件を読み落とした」のどれかを短く記録します。用語の問題なら説明へ戻り、計算なら手を動かして途中の式を確認するなど、次の勉強が変わるからです。答えの位置だけを覚えた問題は、選択肢の理由を説明できるかも確かめてください。
SMART答練は問題への解答後に解説動画を見る形式として案内されています。解説を見て納得したら終わりにせず、どの点を誤解していたか一行だけ残します。自分が正しく理解していた部分まで長く写す必要はありません。後日もう一度確認したとき、前と同じ理由で迷うなら、説明のどこが分からないのかをさらに具体化します。演習で弱点を見つけ、必要な講義へ戻る往復を作ることが目的です。動画の視聴が進むことだけを成果にせず、説明できない箇所が減っているかで振り返りましょう。
平日は短い学習、休日は復習という予定を作る
仕事と両立するなら、空いた時間ができるのを待つより、学習する場面を先に一つ決めます。例えば平日の通勤後に一単元を見て、帰宅後に関連する問題を確認し、休日に間違いをまとめて復習する組み方があります。移動中に計算や細かな図を扱いづらいなら、その範囲は机で学ぶ日に回してください。スマートフォンで受講できても、すべての内容を同じ場所で学ぶ必要はありません。学習内容と場所を合わせると続けやすくなります。
予定には、新しい範囲を進める日だけでなく、遅れを調整する日も残します。忙しい週に終わらなかった分を全部翌週へ上乗せすると、教材を開く負担が大きくなります。最初の一週間で実際に取り組めた量を見て、無理のない単位へ調整しましょう。講義時間から単純に日数を割るのではなく、演習と復習にかかる時間も含めます。受験直前まで未学習の範囲を残さないよう、最後に全体を確認する時間を用意してください。一定期間の合格を保証する計画ではなく、自分の理解度を見て調整するための例です。
SMART合格講座を選ぶときのよくある疑問

講座が合うかは、今どこで学習が止まっているかによって変わります。独学との違い、受講環境、合格後への活かし方を確認して判断しましょう。
独学を続けるか、講座を買うか迷っています
独学を続けるか、講座を買うか迷っています
解説を読めば理解でき、問題を解く予定も守れているなら、今の教材で続ける方法があります。一方、知らない用語が連続して毎回読む手が止まる、文章だけでは場面を想像できないという人は、説明を聞く学習が助けになる可能性があります。まず一週間だけ、勉強が止まった理由を記録してみてください。内容が理解できないのか、時間を確保できないのかで、講座を追加したときに解決したいことが違います。
時間がないことが主な理由なら、教材を増やす前に予定の組み方を見直します。説明の方法が合わないなら、公式の講座紹介を見て話し方や内容を確認しましょう。他の通信講座も比べる場合は、価格だけでなく、演習、質問対応、利用期限など同じ項目で比較します。独学と通信講座の比較も参考になります。「買えば続けられるはず」だけで決めず、購入後のどの場面で使うかを言葉にできたら、追加費用の意味を判断しやすくなります。
スマートフォンだけで受講を進めても大丈夫ですか?
スマートフォンだけで受講を進めても大丈夫ですか?
公式にはスマートフォン、タブレット、パソコンで受講できると案内されています。ただし、対応していることと、自分が長く見やすいことは別です。購入前に公式の利用環境と、普段使う端末・ブラウザを照合してください。小さな文字や図を読むと疲れる人は、自宅では大きい画面、外では復習というように使い分ける方法もあります。必要な機器を新しく買う場合は、その費用も学習予算へ加えます。
通信量や音声を聞ける場所も確認しておきましょう。移動中に視聴する予定でも、通信が不安定だったり、音を聞きづらかったりすると予定どおり進まないことがあります。講座の機能として案内されている内容と、自分の端末で使える条件を確認し、分からない点は公式窓口へ尋ねます。なお、受講環境の話と国家試験の会場・使用機器は別です。講座は自宅で視聴していても、本試験の受験手続きと当日の案内はIPAで確認してください。学ぶための準備と、試験を受ける準備を分けると混乱を防げます。
合格すれば、IT転職や副業の仕事につながりますか?
合格すれば、IT転職や副業の仕事につながりますか?
この講座はITパスポートの試験対策として案内されているものです。受講しただけで仕事の紹介や採用が得られると考えず、資格の勉強と応募の準備は分けて進めましょう。ITの言葉を理解することは仕事の説明を読む助けになりますが、職種によって必要な操作や対応の経験は違います。合格後にやりたい仕事を一つ選び、その求人や募集で何を求められているかを確認すると、次に練習することを決めやすくなります。
例えばヘルプデスクに関心があるなら、問い合わせを聞き取って整理するメモを作る、事務で活かしたいなら身近な情報管理のルールを説明するなど、知識を使う小さな練習を加えます。資格名だけでなく、学んだ内容をどう使ったかを話せる状態を目指しましょう。具体的な進め方はITパスポート取得後の行動にまとめています。まだ受験前でも、合格後に取り組みたいことを一つ決めておくと、学習の目的が試験だけで終わりにくくなります。受講や合格が収入を保証するわけではありません。
動画の説明と問題演習を使うと決めた方は、公式サイトで「ITパスポート」を選び、内容と購入条件を確認してください。
教材選びで迷う方は独学と通信講座の比較をご覧ください。他のIT資格も含めて学び方を検討する場合はスタディングのIT資格講座へ。仕事への活用はIT副業の始め方で具体化できます。

