【インターネット専門用語No.25】今更聞けない!AJAXをサクッと解説

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AJAXとは、ウェブページを再読み込みせずに、サーバーとデータを交換するための技術です。これにより、ユーザーがより快適にウェブアプリケーションを利用できるようになります。

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AJAXとは?

AJAXは「Asynchronous JavaScript and XML」の略で、非同期でサーバーと通信することができるウェブ技術です。ページ全体をリロードせずに、部分的な更新が可能となるため、ユーザー体験を大幅に向上させます。

わかりやすい具体的な例

わかりやすい具体的な例1

例えば、ウェブサイトで商品をカートに追加する際、ページ全体を再読み込みせずにカートの中身だけを更新できる機能がAJAXです。このように、ユーザーが操作した後の反応がスムーズであることが、AJAXの大きな利点です。

graph TD; A[ユーザー操作] --> B[AJAXリクエスト送信] B --> C[サーバー処理] C --> D[データ取得] D --> E[ページ部分更新]

このフローは、ユーザーが商品をカートに追加する操作を行ったときに、ページを再読み込みせずにカート部分だけを更新する動作を示しています。

わかりやすい具体的な例2

また、検索結果をリアルタイムでフィルタリングする際にもAJAXが活用されます。検索ワードを入力するたびに、ページ全体を更新せずに結果が即座に表示され、ユーザーの操作がスムーズになります。

graph TD; A[検索ワード入力] --> B[AJAXリクエスト送信] B --> C[サーバー処理] C --> D[検索結果更新] D --> E[ページ部分更新]

このフローは、検索入力ごとにリアルタイムで結果が更新される仕組みを示しています。

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AJAXはどのように考案されたのか

AJAXは、1990年代後半にウェブのインタラクティブ性を高めるために考案されました。特に、Googleが2004年に「Gmail」を発表した際、その高速なレスポンスと非同期通信によるページ更新なしの動作が注目され、AJAX技術が普及しました。

graph TD; A[1990年代後半] --> B[ウェブ技術の発展] B --> C[Gmailの発表] C --> D[AJAXの普及]

考案した人の紹介

AJAXは、Microsoftのエンジニアであるジェームズ・ガースト(James Gosling)が、その初期段階で提案しました。彼の目指したのは、ブラウザとサーバー間のやり取りを効率化し、より快適なユーザー体験を実現することでした。

考案された背景

AJAXの背景には、インターネットの普及とブラウザの機能向上があります。特に、リッチインターネットアプリケーション(RIA)の需要が高まり、ウェブページ全体をリロードせずに動的にコンテンツを更新できる技術が求められた結果、AJAXが考案されました。

AJAXを学ぶ上でつまづくポイント

AJAXを学ぶ際、非同期通信の概念や、サーバーとの通信方法が難しく感じることが多いです。特に、リクエストがどのようにサーバーに届き、どのようにレスポンスが返ってくるのかの理解が求められます。

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AJAXの構造

AJAXは、XMLHttpRequestオブジェクトを利用して、非同期にサーバーと通信します。これにより、ページを再読み込みせずに必要なデータだけを取得し、部分的にページを更新することが可能となります。

graph TD; A[XMLHttpRequest] --> B[非同期通信] B --> C[サーバー処理] C --> D[レスポンス受信] D --> E[部分更新]

AJAXを利用する場面

AJAXは、リアルタイムで情報を更新したい場面で活用されます。例えば、チャットアプリケーションやオンラインショッピングサイトでのカート更新などが挙げられます。

利用するケース1

例えば、オンラインショッピングサイトで商品をカートに入れるたびに、ページ全体をリロードせずにカートのアイコンだけが更新される機能です。このように、AJAXを活用することで、ユーザー体験がスムーズになります。

graph TD; A[商品をカートに追加] --> B[AJAXリクエスト送信] B --> C[サーバー処理] C --> D[カート更新] D --> E[ページ部分更新]

利用するケース2

また、検索機能で入力するたびに検索結果がリアルタイムで更新される仕組みもAJAXを活用しています。これにより、ユーザーはページを再読み込みせずに結果を確認することができます。

graph TD; A[検索ワード入力] --> B[AJAXリクエスト送信] B --> C[サーバー処理] C --> D[検索結果更新] D --> E[ページ部分更新]

さらに賢くなる豆知識

AJAXの豆知識として、AJAXを活用することで、Webページのレスポンスを向上させ、負荷の軽減を図ることができます。特に、ユーザーがページをリロードしなくても情報を得られることが、AJAXの大きな利点です。

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あわせてこれも押さえよう!

AJAXの理解において、あわせて学ぶ必要があるインターネット専門用語について5個のキーワードを挙げて、それぞれを簡単に説明します。

  • 非同期通信
  • サーバーと非同期でデータのやり取りを行う通信方式です。ページの再読み込みを伴わず、効率的に情報を更新できます。

  • XMLHttpRequest
  • AJAX通信の際に使用されるオブジェクトで、非同期にサーバーとデータの送受信を行います。

  • JSON
  • データ交換形式として広く使われている軽量なフォーマットです。AJAXでサーバーとやり取りするデータ形式としてよく使用されます。

  • API
  • アプリケーション間でのデータ交換を可能にするインターフェースで、AJAXはAPIを通じてサーバーとデータのやり取りを行います。

  • DOM
  • HTMLやXML文書をプログラムで操作するためのインターフェースです。AJAXで取得したデータをDOMを使ってページに反映させます。

まとめ

AJAXを学ぶことで、よりインタラクティブで使いやすいウェブアプリケーションを作成できるようになります。AJAXの技術は、ユーザー体験を向上させるための非常に重要な要素です。

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