【プラグインNo.129】今更聞けない!WPForms PayPal Addonをサクッと解説

プラグイン
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この記事では、WPForms PayPal Addonについて、はじめて聞く方にもわかりやすいように丁寧に解説していきます。

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WPForms PayPal Addonとは?

WPForms PayPal Addonは、WordPressのフォーム作成プラグイン「WPForms」にPayPal決済機能を追加するアドオンです。ユーザーがフォーム送信と同時にPayPalで支払いを行えるようになるため、オンライン販売や寄付の受付が簡単に実現できます。

わかりやすい具体的な例

わかりやすい具体的な例1

flowchart TD A[ユーザーが注文フォームに入力] --> B[送信ボタンをクリック] B --> C[WPFormsがPayPalにリダイレクト] C --> D[PayPalで支払いを実行] D --> E[支払い完了後、Thank Youページへ遷移] E --> F[管理者に支払い通知が届く]

例えば、お菓子を手作りして販売している個人が、注文フォームに「名前・住所・商品選択」を設けたWPFormsを設置し、このアドオンを使えば、送信後にPayPalで代金の支払いまで自動的に完結します。

わかりやすい具体的な例2

flowchart TD A[寄付フォームに金額入力] --> B[送信ボタンでPayPal画面へ移動] B --> C[クレジットカード/PayPalアカウントで支払い選択] C --> D[寄付完了ページへ誘導] D --> E[通知メールを管理者に送信]

たとえば非営利団体のサイトでは、寄付者が金額を入力し、送信するとPayPalに移動して寄付を完了させる仕組みを作ることができ、支払い完了後にはサンクスページに自動で誘導されます。

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WPForms PayPal Addonはどのように考案されたのか

このアドオンは、WordPressサイト上で簡単にオンライン決済を実装したいというニーズの高まりを背景に考案されました。特に中小企業や個人事業主にとって、コード不要で安全な決済機能を提供することが大きな目的でした。

flowchart LR A[ニーズの高まり: オンライン決済の導入] --> B[WPFormsユーザーからの要望] B --> C[WPForms開発チームによる分析] C --> D[PayPal APIの統合を検討] D --> E[アドオンとしての実装が決定] E --> F[WPForms PayPal Addonのリリース]

考案した人の紹介

このアドオンを開発したのは、WPFormsの創設者であるSyed Balkhi氏です。彼はWPBeginnerやOptinMonsterなど、多数の人気WordPress関連ツールを世に送り出しており、初心者でも扱いやすいツール開発に情熱を注いでいます。PayPal Addonは、フォーム送信と支払い処理をシームレスに結びつける手段として、実際のユーザーからの声を基に開発されました。

考案された背景

2010年代後半から、WordPressはビジネス利用が増え、EC対応のニーズが急増しました。従来のECプラグインは設定が難しいという課題があり、フォーム送信だけで決済まで完了するシンプルな解決策が求められ、WPForms PayPal Addonが誕生しました。

WPForms PayPal Addonを学ぶ上でつまづくポイント

多くの人がつまづくのは、PayPalとの連携設定です。PayPalのビジネスアカウントが必要であり、APIキーやリダイレクト設定を行う必要があるため、初心者にはやや複雑です。設定画面で「Environment(環境)」の意味や「Client ID」といった用語に戸惑う人も多いため、それぞれの意味を理解しながら設定することが重要です。

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WPForms PayPal Addonの構造

WPForms PayPal Addonは、WPFormsのフォーム送信機能とPayPalのAPIを結合する構造になっています。入力されたフォームデータを元に、支払いリクエストが自動生成され、PayPal決済画面へリダイレクトされます。支払い完了後には、Thank Youページや通知メールを自動で送信する仕組みです。

flowchart TD A[フォーム送信] --> B[支払い情報を生成] B --> C[PayPal APIと連携] C --> D[ユーザーをPayPalにリダイレクト] D --> E[支払い完了後の処理(通知・遷移)]

WPForms PayPal Addonを利用する場面

小規模ビジネスや寄付受付などで、簡単に支払いを受けたいときに利用されます。

利用するケース1

たとえば、ヨガ教室を運営している個人事業主が、レッスン予約フォームにこのアドオンを組み込むことで、予約と支払いを一括で完了させることができます。ユーザーは希望日時を選び、送信後すぐにPayPal決済ページに遷移し、支払いが終わればレッスン予約が確定します。

flowchart TD A[予約フォームに記入] --> B[送信ボタン] B --> C[PayPalで支払い] C --> D[予約完了メールを送信]

利用するケース2

クラフト作家が自身の作品販売サイトに商品購入フォームを設置し、このアドオンを使うことで、決済から購入通知までを自動化できます。ユーザーが作品を選んで送信すると、PayPalに移動して支払いが完了し、作家には自動でメール通知が届きます。

flowchart TD A[商品選択フォーム] --> B[PayPal支払いページへ] B --> C[支払い完了] C --> D[作家へ通知メール送信]

さらに賢くなる豆知識

WPForms PayPal AddonはStripe Addonと併用できません。1つのフォームに対して、選択的にどちらかの支払い方法を使うといった制御はできず、フォームごとにどちらを使うかを設定する必要があります。多様な決済手段を提供したい場合は、フォームを分けて管理することが重要です。

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あわせてこれも押さえよう!

WPForms PayPal Addonの理解において、あわせて学ぶ必要があるプラグインについて5個のキーワードを挙げて、それぞれを簡単に説明します。

  • WPForms Stripe Addon
  • クレジットカード決済を可能にするWPFormsのアドオンで、PayPalと使い分けが必要です。

  • WooCommerce
  • WordPress向けの本格的なECプラグインで、商品管理や在庫管理に強みがあります。

  • GiveWP
  • 寄付受付に特化したWordPressプラグインで、非営利団体向けに最適化されています。

  • Easy Digital Downloads
  • デジタル商品販売に特化したWordPressプラグインで、ダウンロード管理が簡単です。

  • PayPal Donations
  • シンプルなPayPal寄付ボタンを設置できるプラグインで、導入が非常に簡単です。

まとめ

WPForms PayPal Addonを理解することで、フォーム送信から決済までを簡単かつ安全に構築できるようになります。特に中小規模のサイト運営者にとって、大きな業務効率化につながります。WordPressを活用した収益化において、非常に有用なツールです。

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